香港デモをわかりやすく解説!なぜデモは終わらない?

香港政府トップの林鄭月娥(りんてい・げつが)行政長官が「逃亡犯条例」改正案の完全撤回を表明した4日以降も、香港各地では警察の暴力行為に対する独立調査委員会の設置など「5大要求」の実現を求める抗議活動が続い

引用:YAHOOニュース

9月4日に香港トップの香港政府トップの林鄭月我・行政長官は

逃亡犯条例改正案の撤回を表明しましたが

事態は終息していません。

そもそも、デモのきっかけは何なのでしょうか。

なぜいまだに終わらないのでしょうか。

これらの点をまとめてみました。


まず最初に香港がどんな国なのかを知っておく必要があります。


香港ってどんな国?

・香港は元々は中国の一漁村でしたが

1842年清朝とのアヘン戦争に勝利したイギリスの

植民地になりました。

・19世紀の半ばには資本主義の植民地として

急速に経済発展します。

・1997年に香港が中国に返還されました。

返還を決めたのは1984年の中英共同声明。

中国は返還後も

● 外交と防衛を除いて大幅な自治権を与え

● 資本主義制度と生活様式も50年間は変えないという

一国二制度を認めました。

中国は社会主義制度ですがその中に香港の民主主義制度があると

いうことです。



抗議デモのきっかけ

逃亡犯条例改正案がきっかけでデモが起こりました。

この改正案は、香港で拘束した刑事事件の

容疑者の身柄引き渡し手続きを簡略化し

諸外国に容疑者を引き渡しできるようにする

ものです。

この逃亡犯条例の契機になったのは

香港と犯罪者引き渡し協定のない台湾で

香港人が殺人を犯し、香港に逃げ帰った事件です。

2018年に香港の男性が、妊娠している彼女と台湾へ

旅行しましたがそこで彼女を殺害し香港へ戻ってきました。

3月13日に香港警察は男性を逮捕します。

台湾当局は、男性を国際指名手配していましたが

香港と台湾の間には犯人引渡条約がないので

男性が殺害を認めたものの司法管轄権の壁で

彼を殺人罪で起訴できませんでした。

このような背景があり香港政府は

逃亡犯条例改正案を提出しました。

香港が引き渡し協定を結んでいるのは20か国。

これを55か国まで広げようというものです。

一見、何の問題もない改正案に思えますが・・・

なぜ多くの市民がデモに参加しているのか

改正案に反対の理由は、容疑者引き渡し協定の中に中国が含まれているからです。

この逃亡犯条例により香港にいる全ての人が中国本土の司法制度の対象となり

でっち上げの拘束や拷問にさらされかねないからです。

香港における言論の自由がおびやかされる恐れもあるかもしれません。

香港の人たちは民主主義を守り自由や人権がなくならないようにデモに

参加しています。

逃亡犯条例改正案の撤回を発表してもなぜデモは止まらないのか

4日に香港政府トップの林鄭月我・行政長官は

逃亡犯条例正案の正式な撤回を表明しましたが

抗議活動はおさまりません。

香港では撤回について

「遅すぎる、少なすぎる」という評価です。

もっと早くに撤回していたらここまで

悪化しなかったかも。

騒動が始まってから3か月間。

事態は深刻さを増し民主派も要求内容を拡大

していきました。

民主派は5つの要求を掲げています。

1.逃亡犯条例改正案の撤回

2.デモを暴動とみなす政府見解の取り消し

3.デモ逮捕者の釈放

4.警察の暴行を調査する独立委員会の設立

5.民主主義選挙で指導者を選ぶ普通選挙の

確立です。

今回、逃亡犯条例改正案の撤回のみが実現し

ましたがそれでも審議延期とか事実上の廃案

であることは既に香港政府も認めていて最小

限の譲歩です。

デモが長期化するにしたがって民主派の5つの

要求が香港に定着してほかの4つの要求も認め

られなければデモは終息に向かわないかもし

れません。

以上

香港デモを解りやすく解説。

デモはなぜ終わらない?

でした。

最後までお読みいただきありがとうございました。




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