セアカゴケグモが愛媛県新居浜市で見つかる。見つけたとき ・かまれた時の対処法とは


令和元年8月26日 愛媛県新居浜市マリンパークでセアカゴケグモが発見されました。

数十匹みつかっており卵も発見されたので繁殖の可能性も。

マリンパーク新居浜は船の係留所や海水浴場などがあり年間4万人が利用するレジャー

施設です。

新居浜市での発見は初めてで愛媛県内では20例目です.

新居浜市によると、今後は9月末までは一週間に一度殺虫剤による防除を行い

それ以降は一か月毎にモニタリング調査と殺虫剤による防除を合わせて行っていく予定です。

このセアカゴケグモとはどのようなクモなのでしょうか。




セアカゴケグモ

ヒメグモ科に分類される有毒の小型のクモの一種

本来日本国内には生息していなかったが1995年(平成7年)に大阪府で発見され

毒グモということでおおきな社会問題になった。

その後、日本各地で発見されるようになった。

形態

成熟した雌の体長は約0.7~1cm。

全体が黒色で、腹部の背面に目立った赤色の縦条がある。

雄の体長は約4~5mmで腹部背面は灰白色で中央に

縁取りのある白い斑紋があり、その両側に黒紋が2列に並ぶ。

卵嚢は直径1~1.5cmで乳白色。

生態

セアカゴケグモは生命力が強く、時間と共に生息域を拡大する性質があり

人の居住地域に侵入して人を咬むことも十分にあり得る。

攻撃性がなくおとなしいが、人が偶発的に触れると咬まれることがあるので

注意が必要である。

毒性

毒素は神経毒で人が咬まれると運動神経系、自律神経系が障害され

種々の症状が現れる。

駆除方法

市販の殺虫剤(ピレストロイド系)を噴射するか靴で踏みつぶして駆除する。

卵は棒切れなどでクモの巣ごと絡めとり、その場で焼却するかビニール袋に

入れて完全に踏みつぶす。

咬まれたら

咬むのは主にメスと言われている。

咬まれた時は、針で刺されたような痛みを感じ、その後、咬まれた場所が腫れたり

熱く感じたりする。

症状のピークは3~4時間で、数時間から数日で軽快するが、時に脱力感、筋肉痛

頭痛などの全身症状が現れることがあるので病院で治療を受けることが必要。

できれば咬まれたクモをビニール袋等に入れて持参する。

咬まれないために

● セアカゴケグモを見つけても素手で触ったり捕まえたりしない。

● 外での作業には軍手などの手袋を使用する。

● クモの生息しそうな場所は、こまめに掃除したりしてクモが住みにくい環境を作る。

以上セアカゴケグモの生態や咬まれた時の対処法でした。

わたしも仕事で山や草むらによく入るので気をつけたいと思います。

参考資料 セアカゴケグモに咬まれた場合の症状と対応 国立感染症研究所

愛媛県ホームページ




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